01画面の見方
左に円と主なボタン、右に設定が並びます。
- 円
- 1つの輪が1つのレイヤーです。
- bpm · キー
- 円の下の行です。押すと、曲のキー(auto・refresh・major / minor・root)と、全体のピッチを上下24半音まで動かす pitch が出ます。再生・停止とテンポは DAW に従います。
- 右側
- shape・audio・visual・output と、細かい設定の layers・structure・cut・rhythm・pitch・fx・map。
- undo · redo · history
- 操作を戻す・やり直す・履歴を見る。
- ≡
- 保存と読み込み、second screen、MIDI の割り当て表、error log、設定。
02フレーズを引く・残す
中心になるのは new phrase です。気に入るまで押して、気に入ったら keep で残します。ボタンごとに、引き直すものと残すものが決まっています。
- new phrase
- 音・キー・テンポはそのままに、次のフレーズを引きます。再生中に長押しすると、今のフレーズの終わりで切り替わります(もう一度長押しで取り消し)。
- style
- new phrase の右のメニュー。次に引くフレーズの傾向を選びます。normal は設定を初期値に戻して、keep は今の設定のまま並びだけを、mix・groove・sparse・glitch・drift・raw はそれぞれの傾向で引き直します。選んだだけでは音は変わりません。
- new sounds
- 音を入れ替えて、その音で新しいフレーズを引きます。hold したレイヤーの音は残ります。
- add sounds
- フレーズはそのままで、音を足します。
- hold ○ / ●
- layers にあります。そのレイヤーを、次に引いたときもそのまま残します。
- keep
- 今のフレーズを取っておきます(4つまで)。同じフレーズでもう一度押すと外れます。
- 1 〜 4
- 取っておいたフレーズを呼びます。再生中はタップで次の小節から、長押しで次のフレーズの頭から切り替わります。× で手放します。
keep を呼んでも、曲のキー・全体の pitch・テンポは今の値のままです。
03使える音
phrz は、渡した音を切って組み直します。音は audio で入れます。
- 自分の音
- Finder・エクスプローラーや DAW から audio にドロップするか、browse files で選びます。
- draw from
- ランダムに引く先を cc0・folders・pure から選び、how many で数を決めて、new sounds(入れ替える)か add sounds(足す)を押します。
- cc0
- CC0 として公開されている音から引きます。sample types で種類(piano・drums・bass など)を、seconds で元の音の長さを絞れます。
- folders
- add folder で登録したフォルダから引きます。
- pure
- phrz に入っている音から引きます。
- files
- 入れた音の一覧です。音ごとにキーを auto・off・major / minor・root で決められます。
WAV・AIFF・MP3・M4A・FLAC・OGG・Opus に対応しています。一度に入れられるのは24個までです。
音と作ったものの扱いは、サポートにまとめています。
04shape で全体を動かす
4つのつまみで、細かい設定をまとめて動かします。細かい設定とつまみが合わなくなると mixed と出ます。reset で初期の設定に戻ります。
- density
- 全レイヤーの密度をそろえて動かします。
- breaks
- 休む区間の量。
- size
- スライスの長さ。右ほど長くなります。
- pitch
- スライスごとのピッチの動き(pitch の節の movement・continuity・independence)をまとめて動かします。曲全体のピッチを変える pitch とは別です。
05レイヤーごとに
layers に全レイヤーが並びます(1ページに8つ)。
- volume
- そのレイヤーの音量。ダブルクリックで 0dB に戻ります。
- m · s
- ミュートとソロ。s は押している間だけのソロにもなります。
- hold ○ / ●
- 次の引き直しでも、そのレイヤーを残します。
- choke
- オンにすると、次のスライスが鳴ったときに前のスライスを止めます。オフなら重なって鳴ります。
- 名前
- hear で音を聞き、remove で外します。
06細かい設定
右側の下の節では、phrz が決めたことを1つずつ見て、変えられます。
- structure
- レイヤーごとの pattern(散らす・均等・固める)・density(詰まり具合)・chance(鳴らす確率)。randomize で選んでいる項目を、randomize all で3つとも、全レイヤーまとめて引き直します。
- cut
- 切り方。transient(アタックで)・divide(等分)・overlap(どこからでも)・random(音ごとに選ぶ)。fade in・fade out で、スライスの頭と終わりの音量を整えます。
- rhythm
- resolution(1小節をどこまで細かく割るか)・phrase length(何小節か)・phrase offset(フレーズの始まりをずらす)・on beat(拍に寄せる強さ)・breaks(ブレイク)。
- pitch
- スライスごとのピッチの動き。movement(動く量)と、continuity・independence(動き方)。movement が 0 のあいだは、ほかの2つは効きません。
- map
- 全レイヤーの波形と切れ目、使われているスライスを見られます。
07fx でエフェクトを変える
fx では、フレーズに置かれたエフェクトを4小節ずつ見て、変えられます(◀ ▶ でめくります)。
- on · off
- エフェクトをまとめて掛ける・外す。off にしても置き方は消えず、on で戻ります。
- density
- エフェクトを置く量。
- dry / wet
- 元の音とエフェクトの音のバランス。
- ステップ
- 押すと、種類・掛ける音(targets)・長さを変えられます。erase で消します。
- randomize · clear
- エフェクトをまとめて引き直す・全部消す。
08映像を入れる
visual に画像か動画を入れると、phrz がフレーズに合わせて切り替えます。
- 入れ方
- 画像か動画をドロップするか、browse files で選びます。画像は何枚でも、動画は1本です。
- patterns
- core で基本の組み合わせを、all ですべての効果を使います。
- background
- white か black。
- composition · accent
- 切り方と、重ねる効果を1つずつオン・オフします。accent share で、重ねる効果の頻度を決めます。
- second screen
- ≡ > screen > second screen で、映像だけを別のウィンドウに出します。fill はいっぱいに、square は正方形のまま映します。
09トラックへドラッグ
phrz が鳴らしているものを、オーディオとして DAW に取り込めます。ドラッグのボタンを一度押すと、再生を続けたまま phrz がファイルを用意します。ボタンが ready に変わったら、トラックへドラッグします。
- drag wav
- 今のフレーズを1本の WAV で(wav ready)
- drag stems
- レイヤーごとの WAV をまとめて(stems ready)
ボタンの横の長さの切り替えで、loop(小節ちょうど。きれいにループします)か with tail(最後の音の余韻まで)を選べます。
10ファイルに書き出す
output では、ドラッグせずにファイルとして書き出せます。
- length
- loop(小節ちょうど。余韻を頭に折り返します)か with tail(最後の余韻まで)。ドラッグと mp4 にも効きます。
- loops
- フレーズを何回くり返して書き出すか(1・2・4・8)。
- wav
- 全体を1本の WAV に。
- stems
- 全体とレイヤーごとの WAV を、1つの ZIP に。
- mp4
- video で、映像と音を動画に。サイズは Reels・TikTok・Shorts・X などから選びます。Mac では macOS 15 以降が必要です。
- master
- voices で同時に鳴るスライスの数の上限を、compressor で全体の音のまとまりを調整します。
11MIDI で操作する
phrz は MIDI ノートと、手元のコントローラーのつまみで操作できます。受けるかどうかは phrz の「MIDI で操作」のスイッチで切り替えます(最初はオン)。同じ割り当ては plugin の画面にも出ています。
ノート
| ノート | 何が起きるか |
|---|
C1–D#1 | Keep 1〜4 を呼ぶ |
E1 | 今のフレーズを keep に取る |
F1 | undo |
F#1 | new sounds |
C2 | new phrase |
D2 | 打つ所だけ引き直す |
E2 | 並びだけ並べ替える |
F2 | 切り方だけ切り直す |
ノートは押した瞬間に効きます。DAW の MIDI クリップに音符を置けば、その位置でフレーズが切り替わります。
つまみ
DAW の MIDI の割り当てで、手元のコントローラーのつまみに割り当てられます。動きはオートメーションに残ります。
- global pitch
- pitch movement と pitch independence
- fade in と fade out
- hold
- voices
- 24 のレイヤーそれぞれの mute・solo
12保存して開く
セッションを .phrz のファイルとして保存し、あとで開けます。
- ≡ > save > to this device
- .phrz を保存します。
- ≡ > open > from this device
- .phrz を開きます。今のセッションと入れ替える前に確認が出ます。