phrz plugin guide

phrz のガイド

phrz の仕組み、インストール、使い方をまとめています。Mac・Windows 用の plugin のガイドです。

サンプルを刻んで並べ直すとき、どこで切るか、どこに置くか、キーが合うかで手が止まりがちです。phrz は、切る場所と並べ方を偶然に任せ、キーだけはそろえます。人がするのは、押して、聞いて、気に入ったものを残すことだけです。

音を切る

phrz は、入れたサンプルをいろいろな方法でスライスします。

アタックで切って音の頭からそろえることも、同じ長さに切り分けることも、音のどこからでもいろいろな長さで切り出すこともできます。どの切り方にするかも、音ごとに phrz に任せられます。

グリッドに並べる

入れた音は1つずつレイヤーになり、最大24レイヤーが DAW のテンポで、同じグリッドの上で鳴ります。ドラムもコードも声も、1つのフレーズに混ざります。

どのくらい詰めるか、散らすか固めるか、どこでブレイクするかを、phrz が決めます。置いたスライスも毎回鳴るとは限らないので、同じフレーズでも、ループのたびに少しずつ表情が変わります。

どこに置くか、そのループで鳴らすか、どこでブレイクするかを phrz が決めます。

キーをそろえる

キーの違うサンプルを混ぜても、濁りません。phrz が音ごとにキーを調べ、曲のキーにピッチを合わせます。曲のキーは入れた音から選ぶことも、自分で決めることもできます。ドラムのように音程のない音は、合わせる対象から外せます。

ピッチはレコードの回転を変えるように変わります。上げたスライスは短く、下げたスライスは長く鳴ります。

エフェクト

phrz のエフェクトは、掛けっぱなしのエフェクトではなく、シーケンスです。フレーズの中のステップに置かれ、その位置で、狙った音にだけ、決まった長さで掛かります。だから、ある音だけが逆再生になり、少し先で別の音がつっかえ、ほかはそのまま鳴ります。

エフェクトもスライスと同じグリッドに置かれ、置いたステップでだけ掛かります。
reverse
逆再生。
stutter
細かくくり返す。
glitch
細かい粒に砕く。
delay
こだまさせる。

シーケンスは phrz が組み、新しいフレーズを引くたびに組み直します。自分で書き換えることもできます。

映像も切る

画像や動画を入れると、phrz は音と同じように映像も切ります。スライスが鳴るたびに、映像が切り替わったり、切り抜かれたり、ずれたり、反転したりします。

映像を動かすのは、音の解析ではなく、実際に鳴ったスライスです。だから映像はいつもフレーズと一緒に動き、ループのたびに少しずつ違う切られ方をします。書き出した MP4 にも、そのまま残ります。

偶然と付き合う

一度聞いたフレーズに、もう一度出会えるとは限りません。つまみを元の位置に戻しても、同じフレーズには戻りません。気に入ったフレーズは、その場で残しておいてください。